2009年10月15日木曜日

被害

こんにちは。先日「雹ひょう」 の事について報告させて頂きましたが、産地では、被害も出てきています。


御縁あって、札幌丸果の方々に「たいきゅう」の産地である伊達市へ圃場視察に同行させて頂きました。


「たいきゅう」とは、キャベツの品種名で昔から漬物用にされているそうです。肉厚で、甘味が強く、ニシン漬けによく用いられています。



普通のキャベツの10倍近くあり、1球が10㎏ぐらいあります。大きいものになると20㎏近くなるそうです。

もともと、札幌市内で栽培されていたらしいので、「札幌たいきゅう」という名前になったらしいのですが、地価の高騰にともない、市外、又は近郊で栽培されていますが、年々生産者、出荷量も減少しているそうです。



「札幌たいきゅう」は、5月末にハウス内で種をまき、6月末に定植をして、10月末頃収穫期を迎えます。通常のキャベツは種まきから収穫時期までは約120日必要としますが、札幌大球の場合は約150日かかるそうです。約5ヶ月の間、いろんな苦労があったのでしょうが、たった1日の天災により、出荷が出来なかったり、減収に繫がったりする事実に直面しました。とても残念で、あまり言葉も出なかったです。

年々気象条件が変化していく中で、この先もこういった事例が増える事と思います。










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